ITセキュリティ管理的日記

ITセキュリティというかサイバーセキュリティ担当者の雑記です。IT関係ないことの方が多いです。

Xperia Z3 compactを非ルートでテザリング有効化した

Xperia Z3 Compact(SO-02G)を1年半くらい利用しています。
今更ですがこちらのテザリングを有効化する設定を入れました。ルート化は無しです。


以前は会社のモバイルルーターが支給されていたのですが、転職に伴って返却したため、このスマホでテザリングができれば便利だなぁと思ったためです。
(むしろなぜ今までやらなかったのか。。)


元々このスマートフォンは、通常だとdocomo系MVNOのSIM利用時にテザリングが出来ません。
これはテザリング時に強制的に特定のAPN*1に接続をする設定があるためですが、今回はそのスマホ内部のAPN設定を書き換えることでテザリングを有効化します。


設定に当たり下記のサイトを参考にしました。

forum.xda-developers.com
hanpenblog.com


導入環境

機種モデル番号:Xperia Z3 Compact SO-02G
Androidバージョン:6.0.1 Marshmallow
SIMカード:IIJmio

設定手順

スマホ側の設定

下記手順で『USBデバッグ』をONにする。

1.『設定』の一番下の『端末情報』をタップする。


2.開いた『端末情報』の一番下の『ビルド番号』を7回タップする。

f:id:popondol:20170801224445p:plain:w300



3.画面を戻ると『端末情報』の上に『開発者向けオプション』が表示されるようになっているのでタップする。

f:id:popondol:20170801224640p:plain:w300



4. 開いた『開発者向けオプション』の画面から『USBデバッグ』をONにする。

f:id:popondol:20170801224829p:plain:w300

以上でスマホ側の設定はOK。

PC側の設定

1. 「whatsnew-disable.zip」をPCにダウンロードしておく。ダウンロード先はこちら。
http://www.mediafire.com/download/l177fhcu51x27km/whatsnew-disable.zip

f:id:popondol:20170803004636p:plain
上図の赤枠の部分をクリックしてダウンロードを実施します。



2. ダウンロードした「whatsnew-disable.zip」を解凍する。


3. PCとUSBデバッグをONにしたZ3 Compactを接続し、接続時のUSBデバッグを許可する。


4. 展開したフォルダを「Shift」キーを押しながら、右クリックして「コマンドウィンドウをここで開く(W)」を選択。


5. 出てきたコマンドプロンプトで下記のコマンドをコピー&ペーストで入力。

adb shell
settings put global tether_dun_required 0
exit

f:id:popondol:20170802231226p:plain
入力の結果はこうなる。デスクトップで展開してしまったためユーザー名をぼかしています。


私はここで問題が出ませんでしたが、上手くいかない場合はadbドライバが入っていない場合等が考えられます。
以上、あわせて10分ほどの作業で完了。

設定後


設定後にZ3 Compactからのテザリングが有効になっていることを確認しました。
f:id:popondol:20170801225548p:plain:w300
併せて、PCからスマホからのSSIDを認識してインターネット接続ができました。


MVNOに対応して、そこそこ軽快に動いて、おサイフケータイが利用できて、大きめじゃないサイズの防水スマホっていうと、2年位前はZ3 Compactくらいしか選択肢がなかった気がします。
(また、 IP6X防塵のうえにテザリングもできる)


一時期は高騰してたものの、今は3万円を切る価格で購入できるのはお買い得感を感じます。
でもそろそろ機種変更したい。

*1:APN:Access Point Nameの略でインターネットの接続先のこと